B113号室

(1)斜入射分光器と電子増倍管を備えた高次高調波発生装置

 

斜入射分光器と電子増倍管を備えた高次高調波発生装置

斜入射分光器と電子増倍管を備えた高次高調波発生装置


焦点距離1 mの斜入射分光器と電子増倍管を備えた高次高調波発生装置が設置されています。

 

(2)六極集束器と2次元イオン画像化装置を組み合わせた気体分子の配向制御装置

 

(3)六極集束器と2次元イオン画像化装置を組み合わせた気体分子の配向制御装置

(2)六極集束器と2次元イオン画像化装置を組み合わせた気体分子の配向制御装置

高い分子配向度の実現を図るため、対称コマ分子の回転量子状態の選別に適した六極集束器と分子の瞬間的な配向状態をクーロン爆裂イメージング(Coulomb explosion imaging: CEI)法で観測するための2次元イオン画像化装置を組み合わせた装置です。六極集束器の開発に当たり、同装置を用いた化学反応の立体ダイナミクス研究の第一人者である笠井俊夫先生(当時大阪大学教授、現在大阪大学名誉教授、国立台湾大学客座教授)にご協力いただきました。ここに記して謝意を表します。六極集束を用いた場合、単一の回転量子状態を選別できるのが強みです。分子偏向器を組み込んだ装置と同様に、静電場とレーザー電場を併用する手法にプラズマシャッター技術を適用することにより、単一量子状態を選別した分子のレーザー電場の存在しない条件下での1次元的、及び3次元的配向制御の実現、並びに非共鳴2波長レーザー電場のみを用いる全光学的手法にプラズマシャッター法を適用することにより、静電場も存在しない完全にフィールドフリーな条件下での1次元的、及び3次元的な配向制御の実現を目指しています。